■クラフトビールとは?
待鳥:クラフトビールとは、マイクロブルワリー(小規模なビール醸造所)で作られたビールのことです。ビール職人の丁寧なレシピから作られた”想い“や”味わい“そして、フルーティーなものから苦味のあるものまでビールの”多様性“を楽しむことができます。その種類は数百種類とあります。
■種類豊富なクラフトビールはどう選べば?
待鳥:まずは、自分自身の好みの味を知ること・伝えることですね。さっぱり系、フルーティー系、苦めなど、好みは人それぞれです。また、その時食べたいお食事に、相性の良いクラフトビールは何ですか?と聞いてもらっても構いません。
■おすすめのおつまみ、その種類は?
待鳥:例えば、黒ビールにミルキーな牡蠣を合わせると苦味と甘みが絡み合い、より一層互いの旨味を引き立たせてくれます。同郷のマリアージュみたいな言い方もしますが、その土地の特産物とその土地のビールが合うことも良くあります。組み合わせには基準となる法則もありますが、自分で組み合わせを探して遊ぶのも面白いですよ!
■クラフトビールが似合うシーン・ビアスタイルとは?
待鳥:色んなシーンに合うと思います。ここ数年で、クラフトビールの人気がとても伸びているので次はビールを頼むシーンが変わってくると思います。「IPA(苦味と香りが強めのビール)が飲みたい」とか「ヴァイツェン(苦味が少なく甘い香りが強めのビール)が飲みたい」などビールの名前ではなくビアスタイルで注文する方が増えてくるでしょう。
■今後の沖縄のクラフトビール文化への展望は?
待鳥:沖縄にはマイクロブルワリーが7ヵ所あり、こんなにビールが似合う土地にクラフトビールが流行らないわけがないです! 現在ビールの原料であるモルト税が高く、クラフトビールがまだまだ贅沢品と位置づけられている状況ですが、多くの人にクラフトビールを飲んでもらえれば、近い将来、より安く、より身近になると思います。愛飲者が増えるほどモルト税が下がる可能性がありますからね。
ビアライゼでは、まだクラフトビールの世界を知らない方から通の方まで、幅広い方々にもっとクラフトビールの魅力を知ってもらおうと色々企んでおりますので楽しみにしていてください。